山形市立高楯たかだて中学校 体験型現場学習会

~工事現場の最新技術を体感!~

 福島県相馬市を起点に、山形県を経由して秋田県横手市で秋田自動車道に接続する東北中央自動車道。若い世代にも建設業に興味を持って貰うため、現在建設中の山形県村山市河島にある工事現場で、令和元年5月16日に体験型現場学習会が開催されました。


最初に現場での注意事項を聞きます。安全第一!

全員にヘルメット配布。いよいよ体験開始です。

 参加したのは高楯中学校2年生の54名。約7割の生徒たちが、これまで実際の工事現場を見たことがありません。もちろん建設業の仕事を間近に見るのも初めてです。3グループに分かれて「GNSSを使用した宝探し」「ドローン体験」「VR技術体験」「360°カメラVR技術体験」「フルハーネス型安全帯着用体験」「重機搭乗体験」にそれぞれチャレンジ。


VRで現場周辺の景色を360°ぐるり。
スマホで見られるなんてすごい!

ドローンからの空撮映像を見ています。
まるで鳥の気分?!

 「VR技術体験」では、古い橋を新しく架け替えたらどんな道路になるのか、完成後の様子を見ることが出来ます。また「ドローン体験」では、専用のゴーグルを通して見るドローンからの空撮映像に驚いていました。
「ゲームだけだと思っていたVRが工事現場に生かされていて、やっぱりこういう技術はすごい!」
生徒たちにとっては、こうしたヴァーチャルな映像はゲームのなかの世界ですが、それが実際にこうして建設現場で使われていることを知り、建設業が急に身近な存在に。


測量機器を使用したお宝探し。真剣に位置を計測しています。

 「工事現場にこんな最新技術があると知って、びっくりしました。」「建設現場で使われている技術が、ここまで進歩していることに驚きました。昔より楽になっているのかなと感じました。」と、その技術の進歩に生徒たちは興味津々。終了後のアンケートでは、生徒の約2割が建築業にとても興味が湧いたと答えていました。


安全帯装着!高いところも大丈夫

高所作業車からの眺めは最高♪

男子には憧れ。テンションが上がります!

 「地図に残る仕事」―最新技術の魅力ももちろんですが、生徒たちの心をつかんだのは、現場で働く方々から聞いたこの言葉だったようです。
「体験型現場学習会では、今まで知らなかったことを知れたり、たくさん体験をしたりして、とても興味がわき、将来こんな仕事もしてみたいと思いました。これからも頑張ってください。」
「今回、このような体験をさせていただきありがとうございました。今回の経験を将来に繋げられるよう考えていきます。おもしろかったです!」
 実際の現場で働く方々に接し、最新技術を体験したことで、これまで建設業に抱いていたイメージが大きく変わった1日でした。


テレビ取材の様子

 当日は新聞、テレビの取材があり、最新のITC技術を取り入れ変わりつつある建設業の仕事に理解を深める様子が報じられました。

主催:国土交通省山形河川国道事務所、山形県建設業協会、協力:澁谷建設(株)




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