三陸沿岸道路国道45号 白井地区道路工事

豆知識

白井地区道路工事では、たくさんの知恵や工夫が詰まった重機たちが活躍するよ。
油圧ショベル

工事現場ではおなじみの重機です。「バックホウ」、「ユンボ」と呼び方はさまざまですが、みんな同じ機械です。掘る部分(バケット)の大きさで性能を表します。用途によっていろいろな大きさの油圧ショベルがあります。

ダンプトラック

工事現場だけでなく、一般の道路でも良く見る重機の1つです。掘削した土や砂利を運搬します。復興道路関連工事では工事名、会社名を明示した幕(マスク)をダンプの前と後ろに取り付けて、どこの工事現場のダンプなのかが一目でわかるようにしています。

クレーン

重い資材を吊り上げる、建設現場ではおなじみの重機です。
「○○トンクレーン」の○○トンは、吊り上げ可能な重量を表しています。当現場では現在まで25~220トンのクレーンを使用しています。
車輪付きで公道を走行できるタイプはラフタークレーン、キャタピラ付きで現場内のみ走行できるタイプをクローラクレーン、運転席とクレーン操作室が別になっているものをトラッククレーンと呼びます。

コンクリートポンプ車

コンクリート構造物をつくる際に活躍する重機です。
ミキサー車で現場まで運んだ生コンは、このポンプ車のブームを通して構造物へ流し込まれます。長いブームのおかげで高所にもコンクリートを流し込むことができます。

ロードスイーパー

別名「路面清掃車」と呼び、その名の通り汚れた道路をキレイにします。工事現場を行き来するダンプなどの車両は、現場の土や泥を公道上に引っ張ってしまいます。そうした汚れを洗い取ることができます。

振動ローラー

振動ローラーは土砂を転圧(てんあつ)する重機です。土砂に圧力をかけて締め固めることで、路面を平らに固くできます。転圧後の路面は、砂ぼこりが発生しづらく、人や車両が通行しやすくなります。

ずりスクリーン・破砕機

トンネルの岩盤が堅硬になるほど、岩ずり(発破で破壊された岩の塊)の大きさにはバラつきが出てしまいます。この大小さまざまな岩ずりを、ずりスクリーン(黄色の機械)に通して、大きさごとにふるい分けます。そして、大きなサイズの岩ずりは破砕機(青色の機械)で小さく砕きます。これにより、岩ずりは道路材料に適したサイズになり、宇部地区をはじめとした盛土区間に運ばれていきます。

ユニック

正式には車両積載型トラッククレーンと呼びます。前方に伸びているクレーンで資材などを吊り、後方の荷台部分に積み込むことができます。鉄筋や木材、土のうなど、比較的小さい資機材をまとめて運搬する際に活躍します。

ローディングショベル

ローディングショベルは、掘る部分(バケット)が上向きになっており、地面より高い部分を掘るのに適しています。バケットの容量も通常より大きいため、一度により大量の土砂を掘ることができます。小回りが利きにくく、都市部の狭い現場には不向きですが、広大な土木現場では活躍します。当工事では、トンネル内で発破した岩ずりを、25t重ダンプに積み込む際に使用しています。

ドリルジャンボ

ドリルジャンボは日本語では「穿孔機(せんこうき)」と呼びます。当工事のドリルジャンボは、3本のブーム(ドリルが付いたアーム)を2台のマンゲージ(操縦席)で制御します。
ブームの先の小さなドリルで、岩盤に小さな穴をあけます。ここに火薬を詰め込み、点火して発破するわけです。穴をあける場所によって、発破による岩盤の破壊は大きく変化します。破壊が小さ過ぎると効率が悪く、破壊が大き過ぎるとトンネルが崩れる危険性もあります。掘る穴は小さいですが、役割は非常に大きく、トンネル重機の花形と言えます。

吹付機

吹付機は、火薬による発破で岩盤を砕いた後、山の重みでトンネルが崩れないよう、内壁にコンクリート・モルタルを吹き付けて補強する重機です。当工事では3本のアームと2台のマンゲージを備えています。アーム全てを展開した姿は迫力満点で、吹付機もまたドリルジャンボと並んでトンネル重機の花形です。

トラックミキサー

トラックミキサーは、生コンが固まらないよう、タンクを回転させながら運ぶ車です。道路上を走っているのを見たことがある人も多いでしょう。
白井トンネルでは、現場内で生コンをつくり、このトラックミキサーを使って坑内へ運びます。トラックミキサーは切羽で吹付機と連結します。トラックミキサーが吹付機に生コンを補給し、吹付機が切羽にコンクリートを吹き付けます。吹付機にとって、トラックミキサーはなくてはならない相棒なのです。

25t重ダンプ

この重ダンプは、名前の通り25tの重量を運搬できます。当工事でも最大級の積載容量です。
切羽を火薬で発破すると、岩盤が崩れ、岩のかたまり(岩ずり)が大量に発生します。吹付作業や次の発破のためには、この岩ずりをどかす必要があります。そこでこの重ダンプが登場し、岩ずりをトンネル外に運び出します。
ちなみに、25t重ダンプで公道上を走ることはできないので、運び先は現場内の集積場までです。そこからは公道上を走れる10tダンプにバトンタッチし、各現場へ運んでいきます。

高所作業車

高所作業車はその名の通り、橋梁などの高所での工事で活躍します。当工事で導入した高所作業車は、太田名部の防潮堤(高さ15.5m)よりも高い、地上17mの位置まで上昇することができます。2枚目は最大高度から見下ろした眺めです。足が震えます。

パワーブレンダー

湿地やもともと田んぼだった土地などでは、地盤がゆるく、その上に橋や道路などの構造物をつくることが難しい場合があります。このパワーブレンダーは、特殊な改良材を、トレンチャーを回転させて地下に送り込みながらかきまぜます。こうして、構造物をつくるのに必要なレベルまで、地盤を強固にします。構造物建設の下準備で活躍する重機です。

ドローン

ドローンとは、無人で空中を飛ぶ機械のことを指します。さまざまな分野で活躍が期待されているドローンですが、建設業界においても注目を集めています。その理由は、上空から安全に写真撮影ができること。現場の状況を撮影して、このホームページのような情報発信に使えるほか、撮影した写真から、道路の形や高さを割り出すことができるので、 測量や盛土量の把握にも活用できます。
当工事では、宇部地区道路改良の現場で導入中です。施工管理担当の長島職員がオペレーターを務めます。

集塵機

集塵機は、トンネル坑内の粉じんを集める掃除機のような役割を果たします。掘削方法や防護マスクなどの進歩により、トンネル内で作業員が吸い込む粉じんの量は従来よりもずっと減少していますがそれでも粉じんは健康の大敵で。集塵機は、この粉じんを吸い込んで、作業員の健康を守ってくれています。

4ブームフルオートドリルジャンボ(XE4C)

上のドリルジャンボに代わり、2017年5月より導入したのがこの4ブームフルオートドリルジャンボです。工事における役割は、火薬を詰める穴を掘る(=削孔「さっこう」)ことで、初代と同じです。しかし、初代は3ブームだったのに対し、二代目は4ブーム、それもすべてコンピュータ制御・フルオートで正確に削孔します。さらに掘った岩盤の硬さをすぐに分析でき、次回の削孔に役立てることが出来ます。
フルオートで動く4ブームのジャンボは世界に数台しかありません。このジャンボは、宮古盛岡横断道路の新区界トンネルにて日本で初めて導入されて活躍し、その後白井の現場にやってきました。より短時間で、より安全にトンネル掘削ができるスグレモノです。

セントル

セントルは、半円形をした鉄骨の骨組みのような形の移動式型枠です。
トンネルの壁面にコンクリートを打って仕上げる覆工(ふっこう)工事で活躍します。
セントルには、トンネル壁面に沿って窓が付いています。この窓からコンクリートを打設します。打設し終わったら、次の箇所へレール上を移動します。最先端の切羽(きりは)面での掘削工を追いかけるような形で作業をしていきます。

2ノズル吹付機

通常の吹付機は吹付用のコンクリートを噴射するノズルが1つですが、この2ノズル吹付機は、その名の通り、ノズルが2つあります。これにより、コンクリート吹付作業を約2倍の速さで行うことができます。
吹付作業は、トンネル断面確保と、岩盤の崩落・肌落ち防止のため、掘削後の岩盤をコンクリートで補強する作業ですが、そのためには極力早く吹付ける必要があります。2ノズル吹付機であれば、通常の吹付機よりもスピーディに作業ができるので、安全性を確保しつつ、作業時間も大幅に短縮することができます。

30t重ダンプ

その名の通り、30tもの重量を運搬できます。黄色の25t重ダンプよりも更に大容量を載せて走ることができます。
こちらも25t重ダンプ同様、公道上を走ることはできません。掘削で発生した岩ずりを、トンネルの外の集積場に運び出す作業で使用します。

サイドダンプショベル

サイドダンプショベルは、掘削で発生した岩ずりを切羽からかき出して積み込む作業に使用します。サイドダンプショベルがかき出した岩ずりを重ダンプに積み込み、重ダンプがトンネル外の仮置場へ運搬する、という流れになります。
かき出し用のバケットは、側面(サイド)に傾けられるようになっていて、これによりかき出した岩ずりを効率よく重ダンプに積み込むことができます。