『頂版』ってなんだ?

『頂版』とは、下図のように橋脚の下部に位置し、橋脚本体を支える構造物のことで、
2017年7月8日に頂版コンクリートの打設を完了致しました。

当工事の頂版は、一般的な鋼管矢板井筒基礎に比べて頂版の位置が深い(=海底面よりも深い位置)
設計になっていることが特徴です。これは、大きな津波等により海底が洗掘されても、
橋脚本体への影響をなくし、安全性を確保するためです。

前述の通り、P12の頂版コンクリートの総量は約6,100m3ですが、
重量に換算すると約15,000t(!)にもなります。横綱稀勢の里の体重が176kgとのことですので、
稀勢の里関85,000人分に相当する重量ということになります。
この頂版コンクリートが、気仙沼湾横断橋(仮称)を支える重要な基礎の一部となるのです。

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