『深礎』ってなんだ!?
A2橋台では5月より深礎杭の施工に着手しております。
『深礎』と聞くと、皆さんにはあまりなじみのない言葉かもしれませんが、
とても歴史のある工法ですので今回ご紹介します。
深礎杭は『場所打ち杭』と呼ばれている杭基礎形式の一つです。既製の鋼管を機械で打込む杭打ちとは違い、
深礎杭は現場でコンクリートを打ちこんで杭をつくっていきます。
施工は次の順序で進みます。まず、人力や機械で地中の掘削を進めていきます。
掘削時には鋼製のプレートを円形に取付けて壁の崩落を防ぎます。
掘削が完了したら、孔内部で鉄筋を組立てます。最後にコンクリートを打設して杭をつくり上げていきます。
メリットは、杭打ちと違い、無振動・無公害であることです。また、人力で掘削するので狭い場所でも施工が可能であり、
構造物を支える地盤(=支持層)を実際に確認しながら施工を進めることができます。
写真のように狭く深い空間の作業となるので、皆さんの目に触れる機会は少ないですが、作業員さんたちが見えないところで
頑張ってくれています!!