国道115号　犬飼大橋上部工工事

相馬福島道路は、常磐自動車道と東北縦貫自動車道を結ぶ約45km の自動車専用道路（無料）であり、東日本大震災からの早期復興を図るリーディングプロジェクト（復興支援道路）として位置づけられています。また、相馬福島道路の開通により、平時においては地域の暮らしや産業を支えるとともに、災害時には緊急輸送道路としての信頼性向上が期待されます。

犬飼大橋上部工は、移動式作業車により片持ち張出し架設工法で施工されるプレストレストコンクリート（PC）橋です。車輪が付いた移動作業車（ワーゲン）で型枠や施工足場を2.0m～3.5m ずつ移動させて、両側に張り出しながら橋を延ばしていきます。

移動式作業車による施工は、支保工の必要が無いので、支間が長いほど経済性が高まり、深い谷や河川上および陸上交通の多い場所に架設する場合、特に利点が発揮されます。