東北中央
自動車道TOHOKU-CHUO
EXPRESSWAY西郷橋上部工工事

工 期
平成27年3月11日 ～ 平成28年9月30日
工事場所
山形県村山市大字河島地内
東北中央自動車道 西郷橋上部工 完成予想図

工場製作進捗状況

本橋は、耐候性鋼材（※１）を使用した橋梁で、塗装の塗替等によるメンテナンス（維持補修費）の低減を図っています。
右の1～20をクリックすると製作状況の写真が閲覧できます。

  • <em>鋼板材料検査</em><br />鋼板の板厚、幅、長さの寸法確認やミルシートとの照合を行います。<br />※ 耐候性鋼材：鋼板表面に安定錆を形成するように、あらかじめ鋼材の成分を調整し、鋼板部に錆が進行することを防ぎます。従来は錆防止対策として、鋼板表面に塗装を施していましたが、耐候性鋼板を使用することにより、塗装の塗り替えの必要がなくなり、トータルコストの縮減うを図ることができます。安定さびは、一般的に５?１０年程度で形成されます。
  • <em>原寸作業</em><br />原寸作業とは縮尺された設計図面から、実物大の橋桁を製作する為に必要な資料を作成する事をいいます。以前は床面に実物大の展開図を書く床原寸でしたが、現在はコンピュータを使用した自動原寸が主流となっています。
  • <em>原寸処理画像</em><br />コンピュータ－処理した画面です。
  • <em>鋼板材料切断</em><br />切断する位置を制御装置に数値入力し、その指令に従って自動的に切断します。
  • <em>NC孔明</em><br />Ncとは Numerical Control の略で、直訳すると Numerical＝数の Control＝制御 になります。<br />Nc孔明けとは、CADで製作した部材とその孔データを座標の数値プログラムに変換し、そのプログラムを利用し切削用の機械で部材を孔明けする作業の事をいいます。
  • <em>Ｉ組立</em><br />Ｉの状態にフランジとウェブを組立します。
  • <em>首溶接</em><br />Ｉの状態に組立後にフランジとウェブを溶接をします。
  • <em>補剛材組立</em><br />補強する鋼板（補剛材）を取付けます。
  • <em>補剛材溶接</em><br />Ｉ桁の補剛材などを溶接ロボット（多関節型ツイントーチ）で自動溶接します。
  • <em>超音波探傷試験</em><br />溶接部に欠陥がないか調査します。溶接内部に超音波を伝搬させて、きずから反射されるエコーにより、きずの有無や位置を確認します。
  • <em>スタッド溶接</em><br />主桁とコンクリート床版を一体化するためのずれ止め用ネジ（スタッド）を取り付けています。現場で高ナットとボルトを取り付けた後にコンクリートを打設します。
  • <em>部材計測</em><br />1台のデジタルカメラでターゲットを複数枚撮影し、写真データをパソコンに取り込み、画像解析（三角測量）を行うことでターゲットの三次元座標を計測します。
  • <em>ターゲット取付状況</em><br />画像処理用のコードターゲットです。<br />デジタルカメラで、このターゲットを撮影します。
  • <em>部材寸法確認</em><br />部材精度や組立精度を確認してます。
  • <em>部分仮組立</em><br />取り合い部材が多い箇所においては、部分的に部材を組み立てて、部材精度や組立精度を確認します。
  • <em>部分仮組立全景</em><br />部分的に仮組立した全景です。
  • <em>塗料材料検査</em><br />手配数量、製造ロット番号の照合確認をします。
  • <em>工場塗装</em><br />工場では、通常、エアレススプレー装置を用いて吹き付け塗装をします。
  • <em>溶融亜鉛めっき</em><br />検査路などの部品に使用される、防錆・防食方法です。<br />溶解槽内の亜鉛温度は、灯油燃焼によって440℃程度に上げ部材等を2～5分間浸漬します。
  • <em>工場製品輸送工</em><br />夕方に出発して翌日の朝に現場到着です。